恋愛中のお悩み:性病
性病は自分だけですまない問題。長引かせてはいけません。
性病、と一言でいってもさまざまなものがあります。
多いものは「クラミジア」「淋病」といったもので、数は少ないとはいえ怖いものに「HIV」「梅毒」などがあります。
当然ながら性行為によって主に感染するものですので、たとえあなたが性的関係を持っているパートナーがひとりだったとしても、相手が複数と関係があればあなたにも感染する可能性があります。
これは逆も同じことで、あなたが複数の方と関係を結ぶことで、パートナーに性病を感染させてしまうことになります。
お二人分のお薬を処方できます。
性感染症を防ぐ一番の方法は、コンドームです。
しかし最初から最後まで完璧に使用している必要があります。
また口の粘膜を経由した感染もあり、現実にはなかなか難しいかもしれません。
パートナーのひとりが性病に気付いて治療したとしても、相手の性病を放置していればお互いが感染源となってしまします。
そうして、いつまでたっても完治しない「ピンポン感染」に陥ってしまうことは珍しいことではありません。
やはり双方が「不特定多数の人間と性行為をしない」ことが大切です。
もし局部にかゆみや痛み、その他の異常があるようであれば、なるべく早く当院までご相談ください。
もちろん、お二人で受診していただくこともできますし、パートナー用のお薬として、二人分を処方することもできます。
主な性病の、男性に見られる症状
性器クラミジア感染症
- 性器にかゆみや不快感があり、排尿時に痛む
- 尿道から、透明あるいは乳白色の膿
- 股間の発熱、痛み
- 睾丸(精巣上体)の腫れ
トリコモナス膣炎
- 性器にかゆみ、不快感、灼熱感があり、排尿時に痛む
- 頻尿
- 尿道から膿が出る
尖圭コンジローマ
- 性器あるいは肛門の周囲にイボができる
※痛みはありません
淋病
- 性器の周辺にかゆみ、不快感、灼熱感があり、排尿時に痛む
- 尿道から膿(黄色くどろどろしたもの)が出る
- 下腹部、睾丸に痛みがある
- 関節痛、直腸痛、のどの痛み
- 発熱
梅毒
- 陰部にしこりがある
- 太もものリンパ節が腫れる
- 全身に発疹などの皮膚症状
HIV(エイズ)
- 全身に不快感、倦怠感がある
- 発熱
- 頭痛、筋肉痛、関節痛
- リンパ節が腫れる
- 喉頭炎、発疹、下痢など